インフラエンジニアの魅力と活躍場所

インフラとは日本語で基盤という意味で、インフラストラクチャーの略称です。インフラエンジニアは、IT分野の基盤や土台を取り扱います。インフラがなければ、システムやネットワークなどが成り立たないため、とても責任が大きい仕事です。

インフラエンジニアの活躍場所は幅広く、主にSIer企業と一般企業のIT部門の2つに分かれます。SIerとはシステムインテグレーターの略称で、クライアントに向けてインフラ関連のサービスを行う事業のことです。

大手SIer企業のインフラエンジニアは、クライアントから直接要望を受けてプロジェクトに携わります。しかし、中小SIer企業の場合は直接要望を受けず、大手SIer企業から流れてくる仕事を行う傾向が強いです。そして、一般企業のIT部門はSIer企業とは異なり、社内のIT関連業務を任されることが少なくありません。

こうしたインフラエンジニアの魅力の1つが、年収の高さです。平均年収は約460万円で、年収が高いIT業界の中でも高額でしょう。また、経験を積むにつれて年収が上がるため、IT業界の他職種からインフラエンジニアに転職する人もいます。

そのほか、将来性が高い魅力も一つです。インフラエンジニアはIT基盤を構築、設計する仕事のため、インターネットがある限り仕事がなくなる心配はありません。

また、ITインフラは世界にあるさまざまな機器に利用されており、身近なものから医療機器、航空管制にまで及びます。このように、ITインフラを扱うインフラエンジニアは社会的に需要と貢献度が高い職種です。