フリーランスになるために必要なこと

独立するためには、いくつかの書類を提出する必要があります。まず挙げられるのが開業届で、個人事業を行うには提出しなければなりません。開業から1か月以内に、税務署へ提出しましょう。

税務署に提出する書類には、青色申告承認申請書もあります。青色申告は白色申告よりも控除額が大きく、節税したい人は前向きに検討するのがおすすめです。青色申告承認申請書は事業開始日から2か月以内に提出する必要があり、提出を忘れた場合はその年の青色申告ができなくなります。開業届とともに提出すると、手間が省けて便利です。

フリーランスの手続きには、国民年金と国民健康保険の加入も挙げられます。国民年金は、年金手帳もしくは基礎年金番号通知書を持って、居住する市区町村の役所で手続きを行いましょう。いずれも紛失している場合は、最寄りの年金事務所での手続きとなります。

国民健康保険は退職後14日以内に本人確認書類を持参して、役所で手続きを行わなければなりません。退職する企業の健康保険に任意での継続も可能ですが、2年間のみだったり、保険料が倍になったりします。

独立する前に済ませておいた方が良い手続きとして挙げられるのが、クレジットカード申請やローン契約です。フリーランスは会社員と比べると、社会信用性が低くなります。独立後すぐに申請や契約が必要になっても、社会信用性が積み上げられていないため、断られる可能性が高いです。

また、IT系の仕事は1つの案件に時間がかかりやすく、手続きに行けなくなる恐れもあります。そのことから、できるだけ独立前に済ませておくことが大切です。